11月9日(土)新潟市産業振興センターで「福祉・介護・健康フェア」が開催されました。このフェアは新潟市、長岡市、上越市の各会場で開催され福祉、介護、健康に関する情報提供と啓発を目的としています。各会場では基調講演やセミナーが行われ地域の福祉や健康の向上を図るための重要な機会となっています。また健康に関する展示やセミナーを通じて参加者が自分の健康を意識し、より良い生活を送るための知識を深めることができる場となっています。
メインステージで行われたトークショーには女優の松本莉緒さんがゲストとして登場しました。テーマは「女性の健康~こころとカラダ~」で進行役はラジオパーソナリティ・フリーアナウンサーの西條詩菜さんが務めました。トークショーの前半では松本さんと西條さんが女性の健康、心と体の調和、そして日常生活の中で心身のケアをどう実践するかについて話し合い参加者に向けて有益な情報を提供しました。後半では参加者がチェアヨガを体験する時間が設けられ、椅子に座ったままでできる簡単なヨガのポーズを行いました。チェアヨガは体が硬い方や高齢者でも気軽に参加できるため、参加者はリラックスしながらヨガを楽しみ、心身のリフレッシュを感じました。約150名の参加者が集まり最初は消極的だった方も徐々に心を開き、積極的にヨガを体験する姿が見られました。「やってみよう」「これならできる」といった前向きな声が多く聞かれ、健康に対する意識が高まっていくのが印象的でした。
松本さんはチェアヨガ体験後に「日常のちょっとした一つの呼吸で生活の意識が変わると思います。自分の体の不調が出る前に一度自分の呼吸の浅さや深さを見直していただけると嬉しいです」と語り、呼吸を意識することが体にどれほど良い影響を与えるかを強調しました。また「呼吸や意識をすることで心に余裕も生まれてくると思います。新潟の皆さんが心から笑顔で過ごせる人生を送れるように願っています。これからもメインアンバサダーとして啓発活動に取り組んでいきます」と地域の健康向上に対する思いを伝えました。
西條さんもヨガをしている参加者の姿勢の変化に感動した様子で「ヨガをされている時の参加者の背筋が伸びていく感じがすごく印象的でした。ちょっと意識をすることで変われるんだということを目の前で見ることができて感動しました」と述べました。また彼女自身も「自分では姿勢を良くしていたつもりでも、猫背になってしまっていたり、普段の小さな意識が健康に大切だということを実感しました」と自己反省を交えながら話し、参加者に向けて「新潟県民の皆さんも心を解き放って、心も体も健康に生きてほしい」とメッセージを送りました。
参加者は自分の健康について改めて考えるきっかけを得ることができ、福祉や介護、健康に対する意識が深まりました。フェアを通じて健康を意識することの重要性を改めて認識する機会となり、より良い生活を送るための知識や意識を高めることが期待されます。